ダブルバトルにおけるめざ氷メガガブリアスの育成論
三回目の更新です。
眼鏡噴火エンテイが思ったより弱かったので、今回は構築ではなく単体の育成論となります。
メガ前
108-130-95-80-85-102
↓
メガ後
108-170-115-120-95-92
第六世代で登場したガブリアスのメガシンカ。攻撃と特攻が大きく上昇し耐久もやや高くなるが、素早さが下がってしまう。
特性は砂の力。砂嵐状態じゃないと意味がなく、1.3倍と倍率が低い上に地面、岩、鋼タイプ以外の攻撃は強化されないので活きる場面は少ない。
物理攻撃主体だと珠ガブにすら劣る火力しか出ない上に、素早さも低いため扱いにくい。耐久は相手の調整を崩す程度には上がるが、大抵の竜技や氷技を耐えないことには変わりない。
Aの170に隠れがちだが、Cも120とそこそこ高い。Sも遅いとはいえ霊獣ランドロスより1だけ素早い。今回はそこに注目し、めざ氷を採用することによって霊獣ランドロスを上から(あるいは対面しても逃げられずに)倒すことを目指した。
ガブリアス(さめはだ→すなのちから)
ガブリアスナイト
ひかえめ
実数値(183-171-135-189-116-144)
努力値(0-0-0-252-4-252)
意地A252霊獣ランドロスのダブルダメ地震確定三発(36.6~44.3%)
臆病C252珠カプ・コケコのダブルダメマジカルシャイン確定二発(62.3~73.2%)
控えめC252カプ・レヒレのムーンフォース確定二発(83.1~98.4%)
控えめC252プレートニンフィアのダブルダメスキンハイパーボイス中乱数二発(91.8~109.3%)
陽気A252バンギラスの冷凍パンチ低乱数一発(85.2~102.7%)
H4ランドロス確1調整(C182)のめざ氷確定二発(78.7~94%)
無振りガブリアス確1調整(C211)のめざ氷中乱数二発(91.8~109.3%)
確定技
だいちのちから/めざめるパワー(氷)/まもる
選択技
だいもんじ、かえんほうしゃ、どくづき、いわなだれ、ストーンエッジ、がんせきふうじ、りゅうせいぐん、りゅうのはどう
・調整意図
CSぶっぱ。めざ氷個体なので余りD。
・技構成
だいちのちから
地震と違い、味方を巻き込まずに攻撃できるメインウェポン。パーティに浮いているポケモンが少ない時に重宝する。
ギルガルドに対しては砂の力込みで倒すことができるが、隣にバンギラスを並べて砂嵐にしようが他のポケモンを並べて集中攻撃しようが労力はさほど変わらない。
等倍相手には広く確定二発にできる火力は確保しているが、砂の力を発動させたところで確定数が変わる相手は少ない。
アローラガラガラ、慎重H252D44振りまで確定一発
特化アローラガラガラ確定二発(80.2~94.6%)
H252ギルガルド確定二発(69.4~82.6%)
無振りメガメタグロス高乱数一発(96.7~113.5%)
H252ウインディ高乱数一発(97.4~115.7%)
無振り砂バンギラス(砂の力込み)確定二発(80%~96%)
H252メガクチート確定一発(107~127.3%)
H244D4シュカヒードラン確定二発(77.1~91.3%)
H252モロバレル低乱数二発(43.4~51.5%)
H252カプ・レヒレ確定三発(36.1~42.9%)
H4チョッキエンテイ確定二発(70.1~84.8%)
H4メガガルーラ低乱数二発(44.7~53%)
めざめるパワー(氷)
コンセプト的に確定。ランドロスを一撃で倒すことができる。スカーフやチョッキ、襷まで考えると必ずしも相手の行動を許さないわけではない。
氷四倍竜に対しては竜の波動や流星群の方が威力が高くなる。
H4ランドロス確定一発(104.2~123.6%)
D4メガボーマンダ中乱数一発(91.7~108.2%)
無振りガブリアス中乱数一発(89.6~107.1%)
まもる
必須技。上を取られやすく、竜や氷に縛られることが多いので確定。
ここから選択肢(優先度順)
似たような型をランドロスでも作ることができるが、そちらは炎を吐くことはできない。ナットレイやモロバレル等の草タイプ、テッカグヤ等の浮いた鋼タイプに使うことが想定される。
火炎放射より威力が高く、モロバレル等に対して隣のポケモンとの集中攻撃によって早めに処理できる可能性が上がる。
特化ナットレイ高乱数一発(95~112.7%)
H252モロバレル確定二発(71.4~84.1%)
H252カプ・ブルル確定二発(76.8~91.5%)
H252テッカグヤ確定二発(63.7~75.4%)
命中安定。H252のみのナットレイにはこちらで十分。モロバレルに対しては少し物足りないかもしれない。
H252ナットレイ確定一発(106~125.9%)
特化ナットレイ確定二発(77.3~92.8%)
H252モロバレル確定二発(57.9~68.7%)
H252カプ・ブルル確定二発(63.2~75.7%)
H252テッカグヤ確定二発(51.9~61.7%)
どくづき
フェアリーに対する打点。Aに下降補正を掛けても十分な火力を保持しているが、ブルルに対しても確定一発とはならないので注意。
H252マリルリ確定二発(50.2~59.9%)
H252ニンフィア確定二発(60.3~71.2%)
H252カプ・ブルル低乱数一発(88.1~103.9%)
無振りカプ・テテフ確定二発(75.8~89.6%)
H252カプ・レヒレ低乱数二発(44~51.9%)
メガリザードンY等の岩四倍勢に。怯みも狙える優秀な技だが、全体攻撃ゆえ威力は低い。
無振りメガリザードンY高乱数一発(96.7~115%)
H252ファイアロー低乱数一発(86.4~103.7%)
H4ボルトロス確定二発(51.6~61.9%)
H252サンダー確定三発(34.5~41.6%)
命中不安だが単体火力に優れ、ワイドガードに防がれない。飛行に対する打点にしやすい。
威嚇を受けていてもリザードンを確定で落とせる。
H252サンダー確定二発(62.9~74.1%)
H4ボルトロス中乱数一発(92.9~109.6%)
がんせきふうじ
命中安定、単体攻撃で岩雪崩より火力が出る。追加効果も優秀。
無振りメガリザードンY確定一発(104.5~125.4%)
H252ファイアロー中乱数一発(93~110.3%)
一致火力最大。竜やロトムに対して使う。ランドロスに対しては超低乱数一発。
使用後にただでさえ微妙な火力が下がってしまうのが難点。
特化メガボーマンダ低乱数一発(89.1~104.9%)
H4ランドロス超低乱数一発(84.2~100%)
H4ボルトロス低乱数一発(89.6~106.4%)
H252ウォッシュロトム確定二発(69.4~82.8%)
キングドラピンポイント気味。氷四倍竜に対しては多少乱数が変わる。
D4キングドラ確定一発(104~124%)
D4メガボーマンダ高乱数一発(96.4~114.1%)
D4ガブリアス中乱数一発(92.8~111.4%)
D4サザンドラ高乱数一発(98.2~116.1%)
H252ウォッシュロトム中乱数二発(69.4~82.8%)
・運用
無理に砂の力を活かそうとせず、普通のスタンパ等の相性補完としての採用が考えられる。特殊主体の地面タイプなので、浮いていないポケモンがパーティに多くとも運用することが可能。
また、ランドロスを素早く処理することができるので、相手からの地震の一貫を早い段階で切ることも期待できる。
テテフやコケコ等のフェアリーを軸にしたパーティならば、相手の鋼タイプに対して地震以外の打点を持てるので積極的に採用できるだろう。
最大の欠点はメガ枠を消費してしまうこと。メガシンカするにしてはパワーが低いので、もうひとつのメガ枠を作ることも考えなければならない。
また、威嚇できるランドロスとは違い、特性は有って無いようなものなので、場に出すだけで仕事をするようなことはできない。一応、負けん気や勝ち気を発動させないメリットはある。
・その他の調整案
控えめB20C236S252(B16C236D4S252)
陽気バンギの冷凍パンチの乱数が変わる。C11n+1。
控えめH44B4C204D4S252(H52C204S252)
準速、陽気バンギの冷凍パンチ耐え、めざ氷でH4ランド確定一発。
控えめH44B4C204D156S100(B4は王冠使用前提)
最速バンギ抜き、陽気バンギの冷凍パンチ耐え、控えめテテフのムンフォ耐え、めざ氷でH4ランド確定一発。
控えめH60C252S196
最速ガッサ抜き抜き抜き、陽気バンギの冷凍パンチ耐え。H16n-1。
控えめH60C204D244
めざ氷でH4ランド確定一発、陽気バンギの冷凍パンチ耐え、控えめキングドラの雨Zドロポン中乱数。最速50族、準速60族と同速。H16n-1。
以上になります。閲覧ありがとうございました。