ダブルバトルにおけるめざ氷メガガブリアスの育成論
三回目の更新です。
眼鏡噴火エンテイが思ったより弱かったので、今回は構築ではなく単体の育成論となります。
メガ前
108-130-95-80-85-102
↓
メガ後
108-170-115-120-95-92
第六世代で登場したガブリアスのメガシンカ。攻撃と特攻が大きく上昇し耐久もやや高くなるが、素早さが下がってしまう。
特性は砂の力。砂嵐状態じゃないと意味がなく、1.3倍と倍率が低い上に地面、岩、鋼タイプ以外の攻撃は強化されないので活きる場面は少ない。
物理攻撃主体だと珠ガブにすら劣る火力しか出ない上に、素早さも低いため扱いにくい。耐久は相手の調整を崩す程度には上がるが、大抵の竜技や氷技を耐えないことには変わりない。
Aの170に隠れがちだが、Cも120とそこそこ高い。Sも遅いとはいえ霊獣ランドロスより1だけ素早い。今回はそこに注目し、めざ氷を採用することによって霊獣ランドロスを上から(あるいは対面しても逃げられずに)倒すことを目指した。
ガブリアス(さめはだ→すなのちから)
ガブリアスナイト
ひかえめ
実数値(183-171-135-189-116-144)
努力値(0-0-0-252-4-252)
意地A252霊獣ランドロスのダブルダメ地震確定三発(36.6~44.3%)
臆病C252珠カプ・コケコのダブルダメマジカルシャイン確定二発(62.3~73.2%)
控えめC252カプ・レヒレのムーンフォース確定二発(83.1~98.4%)
控えめC252プレートニンフィアのダブルダメスキンハイパーボイス中乱数二発(91.8~109.3%)
陽気A252バンギラスの冷凍パンチ低乱数一発(85.2~102.7%)
H4ランドロス確1調整(C182)のめざ氷確定二発(78.7~94%)
無振りガブリアス確1調整(C211)のめざ氷中乱数二発(91.8~109.3%)
確定技
だいちのちから/めざめるパワー(氷)/まもる
選択技
だいもんじ、かえんほうしゃ、どくづき、いわなだれ、ストーンエッジ、がんせきふうじ、りゅうせいぐん、りゅうのはどう
・調整意図
CSぶっぱ。めざ氷個体なので余りD。
・技構成
だいちのちから
地震と違い、味方を巻き込まずに攻撃できるメインウェポン。パーティに浮いているポケモンが少ない時に重宝する。
ギルガルドに対しては砂の力込みで倒すことができるが、隣にバンギラスを並べて砂嵐にしようが他のポケモンを並べて集中攻撃しようが労力はさほど変わらない。
等倍相手には広く確定二発にできる火力は確保しているが、砂の力を発動させたところで確定数が変わる相手は少ない。
アローラガラガラ、慎重H252D44振りまで確定一発
特化アローラガラガラ確定二発(80.2~94.6%)
H252ギルガルド確定二発(69.4~82.6%)
無振りメガメタグロス高乱数一発(96.7~113.5%)
H252ウインディ高乱数一発(97.4~115.7%)
無振り砂バンギラス(砂の力込み)確定二発(80%~96%)
H252メガクチート確定一発(107~127.3%)
H244D4シュカヒードラン確定二発(77.1~91.3%)
H252モロバレル低乱数二発(43.4~51.5%)
H252カプ・レヒレ確定三発(36.1~42.9%)
H4チョッキエンテイ確定二発(70.1~84.8%)
H4メガガルーラ低乱数二発(44.7~53%)
めざめるパワー(氷)
コンセプト的に確定。ランドロスを一撃で倒すことができる。スカーフやチョッキ、襷まで考えると必ずしも相手の行動を許さないわけではない。
氷四倍竜に対しては竜の波動や流星群の方が威力が高くなる。
H4ランドロス確定一発(104.2~123.6%)
D4メガボーマンダ中乱数一発(91.7~108.2%)
無振りガブリアス中乱数一発(89.6~107.1%)
まもる
必須技。上を取られやすく、竜や氷に縛られることが多いので確定。
ここから選択肢(優先度順)
似たような型をランドロスでも作ることができるが、そちらは炎を吐くことはできない。ナットレイやモロバレル等の草タイプ、テッカグヤ等の浮いた鋼タイプに使うことが想定される。
火炎放射より威力が高く、モロバレル等に対して隣のポケモンとの集中攻撃によって早めに処理できる可能性が上がる。
特化ナットレイ高乱数一発(95~112.7%)
H252モロバレル確定二発(71.4~84.1%)
H252カプ・ブルル確定二発(76.8~91.5%)
H252テッカグヤ確定二発(63.7~75.4%)
命中安定。H252のみのナットレイにはこちらで十分。モロバレルに対しては少し物足りないかもしれない。
H252ナットレイ確定一発(106~125.9%)
特化ナットレイ確定二発(77.3~92.8%)
H252モロバレル確定二発(57.9~68.7%)
H252カプ・ブルル確定二発(63.2~75.7%)
H252テッカグヤ確定二発(51.9~61.7%)
どくづき
フェアリーに対する打点。Aに下降補正を掛けても十分な火力を保持しているが、ブルルに対しても確定一発とはならないので注意。
H252マリルリ確定二発(50.2~59.9%)
H252ニンフィア確定二発(60.3~71.2%)
H252カプ・ブルル低乱数一発(88.1~103.9%)
無振りカプ・テテフ確定二発(75.8~89.6%)
H252カプ・レヒレ低乱数二発(44~51.9%)
メガリザードンY等の岩四倍勢に。怯みも狙える優秀な技だが、全体攻撃ゆえ威力は低い。
無振りメガリザードンY高乱数一発(96.7~115%)
H252ファイアロー低乱数一発(86.4~103.7%)
H4ボルトロス確定二発(51.6~61.9%)
H252サンダー確定三発(34.5~41.6%)
命中不安だが単体火力に優れ、ワイドガードに防がれない。飛行に対する打点にしやすい。
威嚇を受けていてもリザードンを確定で落とせる。
H252サンダー確定二発(62.9~74.1%)
H4ボルトロス中乱数一発(92.9~109.6%)
がんせきふうじ
命中安定、単体攻撃で岩雪崩より火力が出る。追加効果も優秀。
無振りメガリザードンY確定一発(104.5~125.4%)
H252ファイアロー中乱数一発(93~110.3%)
一致火力最大。竜やロトムに対して使う。ランドロスに対しては超低乱数一発。
使用後にただでさえ微妙な火力が下がってしまうのが難点。
特化メガボーマンダ低乱数一発(89.1~104.9%)
H4ランドロス超低乱数一発(84.2~100%)
H4ボルトロス低乱数一発(89.6~106.4%)
H252ウォッシュロトム確定二発(69.4~82.8%)
キングドラピンポイント気味。氷四倍竜に対しては多少乱数が変わる。
D4キングドラ確定一発(104~124%)
D4メガボーマンダ高乱数一発(96.4~114.1%)
D4ガブリアス中乱数一発(92.8~111.4%)
D4サザンドラ高乱数一発(98.2~116.1%)
H252ウォッシュロトム中乱数二発(69.4~82.8%)
・運用
無理に砂の力を活かそうとせず、普通のスタンパ等の相性補完としての採用が考えられる。特殊主体の地面タイプなので、浮いていないポケモンがパーティに多くとも運用することが可能。
また、ランドロスを素早く処理することができるので、相手からの地震の一貫を早い段階で切ることも期待できる。
テテフやコケコ等のフェアリーを軸にしたパーティならば、相手の鋼タイプに対して地震以外の打点を持てるので積極的に採用できるだろう。
最大の欠点はメガ枠を消費してしまうこと。メガシンカするにしてはパワーが低いので、もうひとつのメガ枠を作ることも考えなければならない。
また、威嚇できるランドロスとは違い、特性は有って無いようなものなので、場に出すだけで仕事をするようなことはできない。一応、負けん気や勝ち気を発動させないメリットはある。
・その他の調整案
控えめB20C236S252(B16C236D4S252)
陽気バンギの冷凍パンチの乱数が変わる。C11n+1。
控えめH44B4C204D4S252(H52C204S252)
準速、陽気バンギの冷凍パンチ耐え、めざ氷でH4ランド確定一発。
控えめH44B4C204D156S100(B4は王冠使用前提)
最速バンギ抜き、陽気バンギの冷凍パンチ耐え、控えめテテフのムンフォ耐え、めざ氷でH4ランド確定一発。
控えめH60C252S196
最速ガッサ抜き抜き抜き、陽気バンギの冷凍パンチ耐え。H16n-1。
控えめH60C204D244
めざ氷でH4ランド確定一発、陽気バンギの冷凍パンチ耐え、控えめキングドラの雨Zドロポン中乱数。最速50族、準速60族と同速。H16n-1。
以上になります。閲覧ありがとうございました。
【ネタ】張り切り+Z技について
2回目の更新です。1回目から少し間が空きました。
現在シーズン2用の新しいパーティを誠心誠意製作中でございます。良い結果を残せればまた記事にしようと考えておりますので、その際はどうかよろしくお願いします。
今回は張り切り+Z技についての考察です。
張り切りと言えば物理攻撃力が1.5倍になる代わりに命中率が0.8倍になるという力持ちの劣化クソ特性として知られています。
しかし私はある時、デリバードがファイナルダイブクラッシュを繰り出す画像を目にしました。
最初はネタだと思って鼻で笑っていたのですが、よくよく考えてみればZ技は必中であり、またデリバードは教え技でゴッドバードを覚えるため威力200のZ技を繰り出すことができるので、割と理に適った戦い方であると気付きました。
これは、もっと強いポケモンが使えばもっと強くなって最強なのでは!?(語彙力不足)
そのとき電流走る。思い立ったが吉日、私はウッキウキで特性張り切りのポケモンを調べてみました。
(一部進化前は除外)
なんだこれは…たまげたなぁ……(ラインナップがゴミすぎて)
思ってたのと全く違った。一匹くらいは強ポケおるやろなぁと思って調べてみたらこれ。
トゲキッスは強ポケと言えるかもしれないが、タイプ変更で一致神速が取り上げられてしまっているし、そもそも天の恵みの方が使い勝手良すぎて張り切りで使う意味が薄すぎる。ちなみにじゃれつくは覚えない。
ならば他で、あるとすればアイアントであろうか。この中では唯一、種族値が3桁を超えている箇所が三つもある。タイプも虫鋼とそこそこ優秀。
ほぼこの時点でガン萎え状態であるが、考察するとしたらコイツしかいないであろう。
というわけで張り切りZアイアントを考察するにいたりました。
結論から言えばゴミです。ガチで数日頭を捻った結果、ものすごく虚しくなりました。
58-109-112-48-48-109
ASがそこそこ高く、耐久方面がBが並でDが紙。軟弱な種族値であるが、Aは補正無しでもぶっぱすれば張り切り込みで実数値241とかなりの水準を誇る。
使えそうな攻撃技を書き出してみた。
アイアンヘッド、シザークロス、ストーンエッジ、ばかぢから、かみくだく、あなをほる、つばめがえし、かみなりのキバ、ハサミギロチン
最大打点がZシザークロスとZアイアンヘッド(威力160)
時点でZ馬鹿力(威力190)、ZストーンエッジとZハサミギロチン(威力180)と続く。
(訂正:威力200のZギガインパクトが抜けてました。申し訳ありません。)
Zシザークロスは防御特化クレセリアを確定一発(101.3%~119.8%)という火力を誇る。
また、無振りガブリアスも確定一発。
おお。なかなかやるじゃないか。クレセリアとか普通に逃げていきそうだけど。
ちなみに防御特化メガヤドランには低乱数一発(84.2%~101.0%)。ある程度DやCに回した調整だと少しだけ乱数が動く。
アイアンヘッドを使いたい相手には素で十分火力が足りているのでダメ計は省略。
Zストーンエッジは防御特化サンダーと、腕白H252振りまでのギャラドスを確定一発。
サンダーを一撃で落とせるのは偉い。ギャラドスについては向こうからの有効打が大文字(または電磁波)しかないのでこんなもんでも何とかなるか。
Zばかぢからは防御特化輝石ラッキーと、図太いH252振りまでのポリゴン2を確定一発。防御特化ナットレイは中乱数一発(95.0%~112.7%)。
素ではH193ヒードランに対して低乱数一発(89.1%~105.7%)。
こちらは少し微妙か。小さくなるを積んだラッキーにも必中で確一なのは偉いが。
Zかみなりのキバであるが、一応威嚇込みの防御特化ギャラドスを確定一発にできる。
H252テッカグヤには低乱数一発(87.3%~102.9%)。びっくりさせることはできそう。
まぁ、ダメ計を見る限り、有利相手に繰り出して上から負担を掛けていけばそれなりに動くことはできそうです。若干物足りない気もしますが…
いや、ところで少し待ってほしい。この種族値、戦い方、どっかで似たような奴がいたような…
59-181-131-59-31-109
草・鋼タイプ
特性・ビーストブースト
やばい、そういやこんなのいたわ…
そう、実はアイアント、ほとんどの面でカミツルギに勝てる要素がほぼ無いのである。
素早さは同値、その他のステータスもかなり近いものがある。
攻撃力については、確かに数値の上ではカミツルギより火力が高いと言えるのですが(陽気A252カミツルギのA実数値は233)、それも微々たる差ですし、また、カミツルギは威力90のリーフブレードを覚えることができます。
対してアイアントの最大打点はシザークロス。たった10の差ですが、カミツルギのリーフブレードの方が火力が出てしまうのです。ついでに急所に当たりやすい。
またタイプについても、カミツルギの方が優秀であると言えるでしょう。
アイアントの虫鋼というタイプも決して弱いわけではないのですが、それはハッサムのようにそれなりに耐久がある場合の話。
弱点は一つだけであり半減も多いのですが、アイアント程度の耐久では等倍でも結構痛いダメージを受けてしまいます。ちなみに羽休めのような回復技も覚えません。
そして、こちらから攻める場合については虫タイプより草タイプを持っていた方が圧倒的に有利なのである。
この辺は説明するまでもないと思います。水や地面の弱点を突けるのがでかい。
では逆にアイアントがカミツルギに勝っている要素は何なのかと言いますと、それはズバリ特殊耐久です。雀の涙程度ですけど。
なんとアイアントは耐久無振りでも控えめC252カプ・テテフのフィールドサイコキネシスを耐えることができるのです!(83.5~99.2%)
ちなみにカミツルギは耐久無振りだと確定一発。つまりどういうことかと言うと、無振りカミツルギでは勝てないスカーフカプ・テテフと対面しても(めざ炎を持っていなければ)殴り勝つことができるというわけです。
とはいえカミツルギはDに振る調整もありますし、この要素も果たしてカミツルギに勝てているかと言われれば微妙と言わざるを得ません
また、アイアントは馬鹿力やZシザークロスを持つことによって無振りカミツルギを確定一発で倒すことができます。また、カミツルギからの有効打はありません。
ここが最大の強みと言えるかもしれません。
他に何かあるとすれば格闘が等倍という点でしょうか。燕返しを持てばマッシブーンあたりに殴り勝てるかもしれません。計算してません。
頑張ってダメ計とかしてきましたが、めんどくさくなったのでまとめますと、
張り切りはクソ。
ここでもカミツルギとアイアントの例を出しますと、カミツルギはZ技で相手一体飛ばした後にビーストブーストが入って無双態勢となりますが、アイアントはZ技を使ったらそれでおしまいです。むしろ張り切り外しで弱体化。
私はこの数日間、なんて無駄なことを考えていたのだろう…
やはり種族値の差は張り切り程度で覆すことはできませんでした。
いっそネタに振り切ってデリバードやサニーゴで威力200のZ技をぶっぱしてたほうが1000倍マシだと思います。
ちなみに威力最強はダルマッカのZフレアドライブです。次点で通常ラッタのZギガインパクト。
ジヘッドは輝石やスカーフを持たせたいので今回の考察からは除外。
以下、デリバードのダメ計になります。受け側は何も書いてなければ全てB特化で計算。
メガフシギバナ確定一発(110.2%~131.6%)
スイクン確定二発(52.7%~62.3%)
クレセリア中乱数二発(46.3%~54.6%)
威嚇込みギャラドス低乱数二発(45.0%~53.5%)
メガヤドラン確定三発(38.6%~46.0%)
上と同条件のZきあいパンチ
図太いB252輝石ラッキー低乱数二発(86.8%~102.8%)
ナットレイ確定二発(72.9%~86.2%)
ポリゴン2確定二発(58.3%~69.8%)
やっぱり微妙……
以上になります。閲覧ありがとうございました。
【アローラダブル】メガプテラ入り砂パ
この記事を開いていただきありがとうございます。
皆様はじめまして、へたつきと申します。このブログでは主にポケモンに関する記事を取り扱っていきます。
ブログ自体初めて開設したもので非常に見にくいかもしれません…(お兄さん許して!)
それでも見てくださる心優しいお方は、どうぞよしなに。
先ずはレートシーズン1(まだ少し期間あるけど)お疲れ様でした。
私はラストスパートで精魂尽き果ててしまったのでここらで使用パーティをお披露目しましてシーズン1を終了することにしました。参考までに御覧いただければと思います。
タイトルの通りメガプテラ入り砂パとなっております。
メインのメガプテラですが、固い爪補正がかかる技が少ない、弱点が多い、全体的に火力が微妙など、色々と残念な部分が一般的には目立っているポケモンです(偏見)
しかしシングルとは一転ダブルバトルでは評価が少々違います。
なんといってもフリーフォールが強力で、相手の行動を縛りながらこちらの有利な行動をとれるようになります。
また、その圧倒的な素早さからの岩雪崩もかなり嫌らしく、相手二体がどちらとも行動できる確率は約5割ほどです。アホなので細かい計算ができない
しかも今作からメガシンカの仕様変更に伴い、素早さに割く分の努力値を火力や耐久に回せるという強化を得られました。砂込みでの耐久はなかなかのものです。
個別解説いきます
プテラ(プレッシャー→かたいツメ)
プテラナイト
ようき
実数値(175-137-96-*-100-184)
メガ後(175-167-116-*-120-204)
努力値(156-92-84-0-36-140)
フリーフォール/岩雪崩/氷の牙/炎の牙
・調整意図
H…16n-1
A…B4ガブリアスを氷の牙で確定1発
B…意地っ張りガブリアスのストーンエッジ+鮫肌ダメをほぼ耐える
D…余り
S…準速フェローチェ抜き
・解説
メガ枠。砂込みで色々耐えるのに咥え岩雪崩で怯ませるのでかなり生存率が高いです。
ガブに対する調整を親の仇のように色々してましたが氷の牙はほとんど読まれますし、スカーフガブがエッジをしてくるような場面は一度もありませんでした…
しかしこれ以上火力のラインを上げても確定数が変わる仮想敵も見当たらず、コケコの10万やグロスのバレパン等諸々を耐えてくれたのでこれで正解だったかなと。
フリーフォールは便利な技で、当てれば次のターン相手は守ったり交代したりすることができなくなるというのがミソです。縛りの解除などに役立ちます。更に固い爪補正が乗るのでそれなりに火力が出るところも地味に嬉しい。
岩雪崩は特にトリルを使ってきそうな相手に使います。隣にガブやギガイアスを並べて一緒に岩雪崩をすればだいたい怯みます。どうしようもなくなった時に怯ませて勝った対戦もいくつかありました。友達に使うと友情をロストする危険性があります。
フリーフォールと岩雪崩と氷の牙までは確定で、残りの一枠は選択となります。私はパーティ全体がなんとなくカミツルギに弱い気がして炎の牙を採用していましたが、今から思えばグロスやガルドにある程度の打点を持てる噛み砕くの方が良かったかもしれません。
ダメ計そのうち載せます。たぶん。
載せました。
物理耐久
補正有A252ガブリアスのストーンエッジ確定二発(74.3%~88%)
補正有A252バンバドロのヘビーボンバー低乱数一発(86.9%~102.9%)
補正有A252ギルガルドのアイアンヘッド超高乱数一発(99.4%~117.7%)
補正有A252ミミッキュのZシャドークロー確定二発(60.6%~72.0%)
同じくミミッキュのかげうち乱数五発(17.7%~21.1%)
補正有A252力持ちマリルリのアクアジェット高乱数二発(49.1%~59.4%)
補正有A252固い爪メガメタグロスのバレットパンチ確定二発(62.9%~75.4%)
特殊耐久(全て砂嵐込み)
C252フェローチェのれいとうビーム確定三発(41.1%~49.1%)
補正有C252デンジュモクの10まんボルト確定二発(80.0%~96.0%)
C252珠カプ・コケコのエレキフィールド10まんボルト中乱数一発(93.7%~110.9%)
補正有C252カプ・テテフのサイコフィールドサイコキネシス高乱数二発(48.6%~58.3%)
補正有C252眼鏡カプ・レヒレのハイドロポンプ高乱数一発(96.0%~113.1%)
補正有C252キングドラのZハイドロポンプ確定一発(106.3%~126.9%)
計算してみたら少しガバガバですね。物理耐久のラインを下げてもっと特防に振れば良かったかもしれません。
火力の計算は省きます。ガブへの氷の牙、カミツルギへの炎の牙は確定一発で、それ以外は大抵倒すのに二発以上かかります。
ギガイアス(すなおこし)
パワーアンクル
ゆうかん
実数値(191-205-150-*-102-27)
努力値(244-252-0-0-12-0)
岩雪崩/地震/ワイドガード/守る
・調整意図
H…16n-1
A…ぶっぱ
D…2n
S…最遅
・解説
パワーアンクルを持たせることによって最遅コータスより遅くなります。めちゃくちゃ遅いのでトリル下でこのギガイアスに先制できるのはナマコブシくらいです。ドレディアコータスが見えたらとりあえずプテラと一緒に先発で出してました。
ヘビーボンバーではなく地震を採用しているのはギルガルドを重く見たためです。他にはコケコライチュウあたりが無警戒で突っ込んでくるので意外と刺さったりしました。他の方のギガイアスと違うのはそんなところです。
ワイドガード連打でガブの隣に並べられます。
ガブリアス(すながくれ)
こだわりスカーフ
いじっぱり
実数値(183-200-115-*-106-154)
努力値(0-252-0-0-4-252)
地震/逆鱗/岩雪崩/毒突き
・調整意図
ASぶっぱ。余りB派ですが今回は鮫肌でないので余りはDに振ってみました。
・解説
もはや何も言うことがない意地スカーフガブリアス。基本地震しか使いません、たまに逆鱗でテロします。逆鱗はドラクロと違いガブもマンダも確一です。
鮫肌は仕様変更で相手と同時に倒れた時の判定が相手側の勝利になるようになったことと、ガルーラの使用率激減という環境の変化にて必須ではなくなりました。今回は砂パなのでシナジーのある砂隠れでの採用です。一回も避けませんでした。
怯み狙いでエッジではなく岩雪崩を採用していましたが、これは一長一短ですね。個人的には命中も考えて岩雪崩を推しますが、ワイドガードで終了したこともあったので完全に好みですね。
毒突きはブルル対策ですが、これを使わざるをえない状況になった場合はだいたい負けます。
テッカグヤ(ビーストブースト)
こだわりメガネ
ひかえめ
実数値(173-*-124-174-125-109)
努力値(4-0-4-252-28-220)
ラスターカノン/エナジーボール/大文字/エアスラッシュ
・調整意図
H…2n+1
B<D
S…大体の70~85族を抜く(レヒレ、ブルル、トノ等)
・解説
ガブリアスの隣に並べるポケモン。パーティ全体が水に弱いので、水タイプの処理を早めるために眼鏡エナボ搭載。ブーストは特攻が上がります。
最初はHCで使っていたのですが、地味にブルルに先手取られるのが痛かったことと、レヒレの濁流で命中ダウンを引いて負けたことがあったので怒りのS振り。ついでにポリ2のダウンロード対策でB<Dにしてみました。
トリトドンやバンバドロ等は基本的にこのポケモンでしか倒せないので重要な駒でした。逆に言えばテッカグヤを落とされてしまうと負け確定というシビアな対戦が多く発生したので、このあたりが改良の余地ありかなと思います。
ウツロイド(ビーストブースト)
きあいのタスキ
おくびょう
実数値(185-*-67-179-151-170)
努力値(4-0-0-252-0-252)
パワージェム/ヘドロ爆弾/目覚めるパワー(氷)/守る
・調整意図
CSぶっぱ
・解説
かわいい。襷を盾に上から殴ってブーストします。めざ氷個体を持っていなかったのでフォロワー様にお借りしました。
タイプ上フェアリーに強いので、カプが見えたらとりあえず選出してました。
テッカグヤとの相性の良さと、砂込みでの耐久に目を付けて採用しましたが、実は地味に迷走した枠でもあります。浮いてないのでガブの隣に並べにくく、また範囲も他と被り気味であったため、別にウツロイドじゃなくてもよくね?的な状況になってしまいました。
しかしガブを抜いてめざ氷を使える点は優秀です。これに助けられた対戦もありました。
私の呼びかけに対して快くウツロイドを貸してくださったみど様に深く感謝申し上げます。
ウインディ(いかく)
たべのこし
おくびょう
実数値(197-*-112-121-101-148)
努力値(252-0-92-4-4-156)
火炎放射/鬼火/神秘の守り/守る
・調整意図
H…ぶっぱ
BCD…余り
S…最速ギャラドス抜き抜き
・解説
THE 置物。メタグロス等を牽制します。やむを得ず出した対戦ではそこそこ活躍しました。威嚇+鬼火でギャラに弱くないのも偉い。
パーティ全体が水に弱いので最後まで迷走した枠でした。草Zを持たせてみたりしましたが結局一番最初に使ってた残飯が使いやすかった。
今思えば物理で珠持たせて神速やワイルドボルトさせてればよかったかな?後の祭りですね。
迷走中に使ったポケモン
メガゲンガー@雷所持
雨に弱すぎたのでメガプテラを出せない時に出すもう一つのメガ枠として考えました。トノを逃がさず雷をブチ込みます。でも倒せません。
影踏みが優秀なので一番使いやすかった。しかし浮遊没収されたせいでガブの隣に出せないのは痛かった。
ヌメルゴン@電気Z
その特殊耐久にて水技を受け止め、返しの流星や電気Zでトノやグドラを轢き殺します。草食でブルルのウッドハンマーも効きません。
ただし物理耐久は並程度、素早さも微妙、火力もイマイチなので使いにくかった。あと浮いてないのでガブの隣に(略)
シビルドン@チョッキ
雨グドラの水Zを耐えつつ雷で殴りにいく。浮いてるのがチャームポイント。BW時代のかっこいいシビルドンどこ…ここ…?
レヒレ抜きだの耐久調整だのしたらほぼHSぶっぱになって火力がカスくて弱かった。ロトムやサンダーがいたらまず使わなかったでしょう。
めざパ判定が地味にめんどくさい。
アズマオウ@毒Z
超弱かったので二度と使いません。里親募集中。
・立ち回り
プテラが砂込みで大抵の攻撃を一発は耐えてくれるので、相手が雨パでない限りは大抵ギガイアスと一緒に先発で出して削りにいきます。
後ろにはガブリアスとテッカグヤを置いておき、最終的にガブの地震が一貫すれば勝ちです。
選出にある程度の自由度があるので、先発プテラの隣にはパーティのどのポケモンでも置くことができます。
水を早めに処理したいときはテッカグヤ、コケコがいるときはギガイアスやガブリアスといった具合。
雨パに対しては常に天候を制してなければまず負けるので、ギガイアスを大事にする必要があります。そのギガイアスが水に弱いというのも厳しい要因でした。
また、ガブを失うとかなり電気が一貫するようになってしまうので、ガブは後発で最後まで見せずに大事に取っておくなどやや慎重な立ち回りが求められます。ただし、ギガイアスの体力に余裕があれば地震で電気を倒しにいくことは可能です。
・終わりに
これで以上になります。いかがでしたでしょうか。
このパーティはレート1600~1800においては脅威の勝率を誇り、30戦以内に1800に乗せることができました。
しかし1800を超えたあたりから苦手な雨パやテテフグロスへの遭遇が増え、残念ながらそれ以上レートを伸ばすことはできませんでした。悔しい。
来期ではついに黒船ランドロスやクレセリア、ヒードランその他がアローラに襲来します。しかしメガプテラの良き相棒であるバンギラスも解禁されるのでそう悪いことばかりでもありません。バンク解禁はわりと楽しみにしています。
私の知り合いではダブルバトルをする人が少なく大変寂しい思いをしておりますので、みんなもダブルバトル、しよう!
画像添付や加筆修正など追々していきます。
拙い文章で申し訳ないのですが、これからもこのブログを読んでくださると非常に喜びます。やる気出します。
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